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オイル・ケミカルレビュー

【注意】ここのレビューは、私が以前に乗っていたカプチーノでの感想です。当然、他のクルマでは違う可能性もありますし、なによりも古いです。主に1999年から2002年にかけて使用したオイルのレビューになります。中にはBPバービスストラーダのように同名で別のオイルになってしまったものもあります。その点、ご了承ください。

基本的にかぷち号は、エンジンオイルは 3000kmあるいは3ヶ月 、ミッションオイル・デフオイルは約1年で交換してます。さらに、たまにはケミカル類なんかも試してみたりします。ここでは、実際にかぷち号で使ってみたオイル・ケミカル類のレビューをしていきます。
ちなみに、そんなに高いオイルは使いません(使えません)ので、それなりのオイルばっかりです。
なお、お約束ですが、ここで記述された内容はあくまでもかぷち号でそうだったというだけです。「うちのクルマで試してみたら違うぞ!」 などのクレームはお受けできません。ということで、よろしく、です。

エンジンオイル編

おおざっぱにリッターあたり1500円くらいのオイルなら問題ないような気がしてきた……

新日本石油 エコ・ツーリング

5w-30(高性能水素分解基油)
実売価格 5000円弱(4千円台後半)/3リットルくらいか

フリクションを低減する有機モリブデンも配合しており、どちらかというとエコロジー系オイルのような名前のオイル。それなのに適合車種が、なぜかいわゆるエコカーではなくて「高級乗用車、高出力スポーツ車、レース仕様車」となっている。たぶん、最近流行の低フリクションオイルなのだろうけれども、名前にエコってあると狙っている車種の人は使わないんじゃないかなぁ。
このオイル、実は粘度指数は186と比較的高く、意外に侮れない性状だったりする。もちろん粘度指数が高いということは、ポリマーなどの粘度指数向上剤に頼ったオイルで、エンジンをがんがん回すとすぐにたれるという可能性もある訳なのだけど、そこらへんも見越しての3000キロ毎交換ですから、まぁ気にしない、と。
それで、実際に使ってみた感想は、これが予想以上に良い。決して固いオイルではないので、多少のメカニルノイズはするものの気になるほどではない。MobilのDEと比べても、気になるほどの差は感じられない。エルカピタンなら、同等以上でしょう。そして、何よりもエンジンが軽く回る。これはモリブデンが効いているのかもしれない。燃費はコンマ数キロ程度の向上しました。ただ、「気のせい」あるいは「たまたま」の可能性大です。総じて、軽い感じでまわるオイルです。
ちなみに、たれの方は感じてません。換えてすぐに、成田モーターランド(雨)を走っているのですが、その後3000キロしっかりと使えていました。結構、小排気量スポーツにはお奨めかもしれません。ただ難点は、ガソリンスタンドにオイル交換を任せるのは、そこはかとなく不安。自分でやれる人は、買ってきて入れられますが、そうじゃない人には辛いかもしれません。

Mobil Mobil1 DE

5w-40(100%合成油)
実売価格 5000円弱(4千円台後半)/3リットルくらいか

Mobil製のオートバックスオイルが意外に良かった&AZ-1乗りの友人の薦めで入れたのがMobil1 DE。ちなみに、Mobil1は、バナナで釘が打てるCMでおなじみのMobil製100%合成油ですね。Mobil1があまりにも有名なので、Mobil製のオイルがみんなMobil1だと思われたりしているけど、100%合成油のみがMobil1。
新油のころの感触は、実を言うとエルカピタンと大差は無いかなぁ。価格差から期待するほどの差は無いです。私には感じられない。
(注:これはカプチーノだからという説もある。エンジンを真後ろに背負っているAZ-1ではメカニルノイズが違って感じられるらしい)
ただ、さすがに3000キロ走行後同士でエルカピタンと比べると、かなりの差がついているのは確か。つまり使っても結構、性能が維持されるみたい。そういう意味ではRS-Kと同じで、「さすがは100%合成油」といった感じですね。上が40と言うことで、RS-Kよりも熱に強そうですし、同じような価格帯なので結構オススメかも知れない。

オートバックス  エルカピタン

5w-40(部分合成油)
実売価格 3000円弱(2千円台後半)/3リットルくらいか
あちこちに存在するオートバックスのプライベートブランドオイル。もちろんオイル自体はオートバックスで精製しているわけではなく、Mobil製である。部分合成油、5w−30という粘度を考えると、Mobilで言うところのスーパーS相当のオイルでしょうね。この価格帯のオイルで、わざわざ別のブレンドを用意する必要も無いでしょうし。
(注:噂によると、部分合成油はまったく同じものらしい。100%合成油はMobilとオートバックスとではブレンドが違うらしい。あくまでも噂ですけど)
さて、で、使ってみた感想ですが、意外に良いです。部分合成油としてはかなりオススメではないかな。ただ、F6Aみたいなエンジンに使っていると、確実に3000キロとかで劣化はしますけどね。BPのミニ シンセティックRと価格差がほとんど無いことを考えると、こちらの方が良いかも知れません。まぁ、「コストパフォーマンスは良いかな」と。
難点は、オートバックスでないと入手できないこと、くらいかなぁ。もちろん、100%合成油には敵いませんけどね。

BP ミニ シンセティックR

5w-30(部分合成油)
実売価格 3000円弱(2千円台後半)/3リットルくらいか
「高出力に対応した低フリクションオイル」というキャッチフレーズのBP製部分合成油。3リッター缶の軽自動車・リッターカー用シリーズの最高級オイルという位置づけらしい。
確かに低フリクションは間違いなく、非常に軽くエンジンはまわる。その分、かしゃかしゃ言うメカニルノイズはそれなりという気がする。夏場の暑いシーズンに、高回転まで回すような使い方だと、ちょっと不安かも知れない。まぁ、普通に使うのであれば、なんの問題もないオイルだと思います。
個人的な評価としては、「他に適当なのがなければ入れるオイル」ですね。
このオイル、実はBPのモニタープレゼントに応募したら貰えたオイルである。結構応募者数が少ないのか、当たりやすいような気がする。

BP バービスストラーダ

5w-40(部分合成油)
実売価格 4000円強(4千円台半ば)/3リットルくらいか
「スポーツタイプのNA車に最適」という話のBP製部分合成油。もちろん、かぷち号はNA車ではない。ターボがついている。なのに、なんでこのオイルなのかというと、ミニ シンセティックRのような5w-30オイルではちと高温域が不安。とは言え、化学合成油は高くて手が出ない……というところで、じゃぁ、5-40部分合成油だ!と、いう非常に安易な考えで選ばれたわけです。
で、使ってみた感じですが、悪いところはシンセティックRと同じです。つまり、メカニルノイズがやや目立つかなというくらい柔らかい。でも、シンセティックRよりも、たれないですね。やはり高温側の粘度が40なだけはあります。でも、NA用って書いてあるのが、ちょっと気に入らない。
と、いうところで、「悪くはないんだけど……彼(オイル)に罪はないのだけど……うーん」 といった感じでしょうか。ここのところBPのオイルが非常に多いので、なんとか他社のオイルも試してみたいところ。

カストロール RS-K

5w-30(化学合成油)
実売価格 5000円弱(4千円台後半)/3リットルくらいか
カストロールの3リッター缶シリーズ最高峰であり、RS(5w-50)の軽自動車版とも言えるオイル。一部では、カストロールのオイルはオイルそのものではなく添加剤でもっているので、すぐにたれる……という噂もありましたけど、わたしの使用条件ではとくに問題はなかったです。3000キロで交換してしまうというのはあるんでしょうけど、それまでの期間であれば新油の感触が保たれます。さすがに良いお値段を取るだけのことはあるといったところでしょうか。そういう意味では、そんなに問題を感じることは無かったオイルです。
ただし、他の3リッター缶オイルと比較すると非常に高い。これが唯一の問題点でしょうか。まぁ、化学合成油としては、安いんですけどね。