カプチーノ復活の日
さて、わたしのカプチ号は、雹の攻撃に耐えることができず、かなりの痛手を負うことになった。具体的には、こんな感じである。
ボンネットが波打っているのが分かるだろうか。もうぼこぼこである。もともとアルミ缶のようにヤワなボンネットが、雹の攻撃にさらされた結果である。このダメージは、ボンネットだけではなくカプチ号の全身におよんでおり、放っておいても自然治癒するわけがないので、復活のために入院することになった。
ここで問題となったのが、この雹はカプチ号のところだけではなく、うちの近所全域にダメージを与えていた点である。つまり、速攻で入院しないと、入院するための長蛇の列ができることが予想された。当然のように速攻でいつもの板金屋に電話する。幸いなことに、カプチ号は板金屋さんの、
「この手のクルマは速く直さないと、雨漏りとかしたら困っちゃうよな〜。先に入れちゃいましょう」
の一言で、すぐに入院が決定!
非常にラッキーである。なお、この雹害を受けたクルマの中には、20世紀中に退院できなかったものも存在したようである。
なお、今回の入院で交換された部品は、以下の8点である。
部品名 | 価格 |
フロントフードパネル(ボンネット) | 68600円 |
エミッションコントロールラベル | 160円 |
トランクリッドパネル | 21700円 |
左右エンブレム | 2200円×2個 |
センタールーフパネル | 39200円 |
左サイドルーフパネル | 47500円 |
右サイドルーフパネル | 47500円 |
リアピラーパネル | 54500円 |
合計(その他ショートパーツ含む) | 284560円 |
部品価格適応日平成12年4月1日
ボンネットやルーフパネルは、アルミ製なためか簡単に凹むので、交換を検討されている人も多いと思う。かなり高いことはこれを見ていただければ一目瞭然。カプチノの周りを走っている皆さま、カプチノを軽自動車と思って下手にぶつけてしまうと、
修理代は半端じゃなく高いですよ。ぜひ、お気をつけください。カプチ乗りの皆さま、気をつけましょう。かぷちは外装の修理代の優しくないクルマです。
ちなみに、入院費用はこの他にも板金塗装費用などかかったため、総額で546100円となった。これだけで、カプチ号の前に乗っていたセル坊号(セルボモード)の中古車購入価格を超えている。他の軽自動車なら、たぶん買い直した方が安いくらいのレベルである。カプチーノは、中古車価格の相場が他の軽自動車よりも高いため、買い直すにはもうすこし必要になる。ただ、程度の良いものも少なくなりつつある中、修理できるものは修理した方が良いと思われる。
なお、これらの費用はすべて、保険屋さんが払ってくれた。雹害は等級据え置き事故であるため、来年の保険料は安くもならないが高くもならない。と言うわけで、7月12日、一月半近くかかってカプチ号は帰ってきた。そして、今日も元気に走っている。