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カプチーノ受難の日

2000年5月某日、その日、千葉県北総地区を遅刻してきた恐怖の大王……ではなく、雹が襲った。これは、新聞やテレビで報道されたので知っている方も多いと思うが、洒落にならないサイズの雹であった。ゴルフボール大から、どう見ても軟式野球のボールサイズの雹が、一気に天から襲いかかってきた。要は、空から野球のボールが大量に降ってくるような状況が、突然、襲いかかったのである。まさに受難としか言いようのない事態であった。

降っている雹

これが、当時の様子である。右がわたしのかぷち号。左に見える赤いのはまだ真新しいファミリア号である。かぷち号のボンネットには、一応、毛布が掛けられている。これは、多少なりともかぷち号を雹から守ろうとした努力の結果である。というか、下手するとガラスも割れるんじゃないかと思われるような状況下(家やクルマによっては実際に割れたようです)で、高価なアルミパーツが保つはずがないので、なんとか守ろうと考えたのである。しかし、この時、外に出れば雹の直撃を食らうわけで、命の危険すら感じたほどであった。
(事実、頭に当たると結構危険だと思う)

この奮闘の成果は
ボンネットのへこみ


この写真をよく見て貰えばわかるのだが、みごとにボンネットに細かなえくぼが多数できている。全く、報われることのない戦いであった。これはすべて雹の仕業であり、為すすべなく立ちつくすしかなかった。アルミ製の3分割可能なルールパネルをじめとして、かぷち号のほぼ全身にこのえくぼができていた。女の子のえくぼは、まだ「かわいい」で済まされることもあるが、クルマのえくぼは、ただの傷でしかない。かなり落ち込む。


とにかく、この時の雹のすさまじさは、
車庫の屋根


この写真を見ていただければ分かると思う。これは、車庫の屋根である。アクリルの板が見事に貫通している。この他にも、家の雨樋や屋根瓦もダメージを受けていた。これからも雹が降るのであれば、コンクリート屋根の車庫は必須アイテムかも知れない。


この雹の被害からカプチ号が立ち直るまでには、かなりの時を待つ必要があった。
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