chimaera's garage

運転のお作法

第三回 ステアリング操作

「運転のお作法」第三回です。三回目はステアリング操作の基本です。いわゆる「ハンドルの回し方」ですね。ここは、わたしの個人的な操作方法を紹介しているので、ひょっとしたら世間の標準からははずれているかも知れません。もし、「こっちの方が良いよ」などの御意見等ありましたら、掲示板にでもよろしくお願いしますね。ちなみに、ステアリング=ハンドルですよ。
(正確にはステアリングホイールと言うらしい)
カプチーノは、他のクルマと比較すると、ハンドルをあまり回さなくても曲がっていくクルマです。ですが、さすがに駐車場のような狭いところでは、それなりに回すわけで、端まで回す場合を想定してやってみたいと思います。
(つまりロックtoロックの操作を想定します)
ハンドル操作
まずかぷち号のハンドルですが、こんな3本スポークのものに換えてあります。前のクルマの時から使っているものなので、手になじんでいて非常に良いです。
3本スポークのハンドルというのは、昔から多く見られるデザインです。どうしてもというデザイン上の都合がなければ、これがベストだと思います。それというのも、これから行う操作は3本スポークであることを前提にしているのです。

ハンドル操作
まずは、直進状態です。この状態では、時計で言うところの、10時10分から9時15分の位置を持つのが良いと言われています。わたしは9時15分ですが、つまりこれは3本スポークの左右の部分を持つことになります。実際、このハンドルは9時15分の部分が、「ここを持てよ」と言わんばかりの形状をしているんですよね。特に理由がない限りは、9時15分で良いと思います。
それで、この状態から左に曲がるとします。基本的に両手で持った状態がベストですのでそのまま切っていきますが、右手が12時の方向に来たところで左手が辛くなると思います。(6時の位置)

ハンドル操作
これ以上ハンドルを切るのであれば、ここで左手の持ち替えが必要になります。左手は6時の位置まで来たらハンドルから放し、右手はそのまま切り続けます。すると、右手の限界はだいたい左の写真くらいの位置(10時)くらいではないでしょうか。逆に言えば、ここまでは右手だけで行ける範囲です。

ハンドル操作
さて、持ち替えですが、右手が12時から10時に移動する間に、左手を移動させます。その時、移動する先は2時から12時 の位置です。ここは、下向きのスポークの位置でもあります。この時点でハンドルは約180度回転しているわけです。ちなみに、右腕の上から行ってくださいね。じゃないと腕が絡まります。
右手は、ハンドルから手を放して、左腕と逆に移動させます。すると6時の位置にスポークが来ていますので、そこを目指して右手を持っていってください。

ハンドル操作
持ち替えた左手だけで左の写真の位置(左手が6時の位置)までは回せると思います。これで360度まわしたことになります。360度まわったと言うことは、この間に、右向きのスポークが3時の位置に戻ってきます。

ハンドル操作
先ほど移動させた右手は、このスポークを目指していたわけで、適当な位置でハンドルを握るようにしてください。たぶん、 5時から4時くらいの位置で普通に握れるのではないかと思います。
左手は、右手に仕事を譲った時点でお役ご免になります。もし、ハンドルを押さえる力が必要ならば、左方向のスポークの位置を握ればOKでしょう。

ハンドル操作
これで直進位置と同じ状態になります。

ハンドル操作
もしさらに切る必要があれば、持ち替えることなくここまで行けるのは、先ほどと同じです。ちなみにカプチーノの場合、これが左に一杯に切った状態になります。

戻すときは、右に切るのと一緒ですから、これと左右逆になります。まず、
  1. 直進状態まで戻す
  2. 左手12時の位置で右手を放す
  3. 左手はそのままハンドルを切り、右手下向きスポークの部分に移動(おおよそ10時から12時の位置)<ここで、持ち替える腕が上から行くこと
  4. 右手でハンドルを切り、右手が6時の位置に行く前に左手左向きスポークに移動させる
  5. 左手でハンドルを切り始めたら、右手右向きスポークへ移動(直進状態とおなじハンドル位置)

右(左)にハンドルを切る時に右手(左手)がハンドルの下向きスポークを持つ以外は、左は左向き、右は右向きのスポークしかさわりません。いつも同じ位置を握ることになります。
この持ち替え方のポイントは、
ぜひぜひ、お試し下さい。