MAZDA Demio(UA-DY5W)
所有期間:2003年12月〜
2003年12月25日、クリスマスの日に我が家にデミオがやって来た。このデミオ、いわゆるカタログモデルには存在しないキャンバストップにMTの組み合わせである。DY型マツダデミオには、メーカーオプションを自在に組み合わせることのできるフリーセレクトモデルが用意され、購入者が希望すればかなり自由に仕様を決められる。2003年3月のマイナーチェンジではこのフリーセレクトモデルの充実が図られ、その結果、デビュー当初には選択することができなかったキャンバストップとMTの組み合わせが選択できるようになった。
お手軽オープンであるキャンバストップにMTが選べないというのは、やはり悲しい。このフリーセレクトの拡充は、個人的には歓迎すべきものと考えている。 たとえ、カタログモデルでないと納期が遅れるとか、在庫処分に当たらないから値引き交渉がしにくいとかいうことがあっても、キャンバストップとMTの組み合わせは必要だろう。ただ、カタログモデルにするほどは売れないと思うけど……
ちなみに我が家のデミオは以下の仕様である。
- 1.5リッターエンジン
- 5速マニュアルトランスミッション
- スーパーコージー(革内装)
- キャンバストップ
- ディスチャージヘッドランプ
ある程度スポーティに走りたいのだけどスポルトではキャンバストップを選べない。けれども普通のコージーの内装は、あまりにも女子向きで遠慮したい。そういったことを考えていくと、この選択にたどり着いた。革シートは、この価格帯のクルマとしては出来もいいので、個人的にはオススメのオプションである。
キャンバストップは、いわゆる幌のような色合いではなく、白いところが特徴的。一見、湿布を載っけているようにも見えなくもないが、これはこれでデミオらしさのアピールポイントである。開口部の前面には同じく白いディフレクターがあり、オープン時の風の巻き込みを防いでいる。
これがキャンバスストップの操作部である。開閉動作は電動で行われる。マニュアルでは100km/h以上での開閉を禁じているものの、走行中の開閉動作も問題なく行える。ただし、そのスイッチにワンタッチ機構がないことからも、走行中の操作を推奨していないと考えられる。現実問題としては、スイッチの位置にさえ慣れれば走行中の操作も十分可能である。
なお、キャンバストップを開けたとしても、走行中の運転者の視線に開口部が入ることはほとんど無い。もともとデミオは天井が高く、フロントガラスの面積も広い。そのため、オープンとクローズの状態で大きく視界の開け方が異なるカプチーノのようなことはない。そのため、開放感が今一歩であるとの評価もあるようだが、私はそうは思わない。
開放感を「視界の広さ」と考えるのであればその通りなのだが、私にとっての開放感とは、「適度な風」や「陽の光」である。デミオのキャンバストップは十分にこの二つを感じさせてくれる。特に重要なのが「適度な風」であるが、100km/h程度の合法的な速度では不快な巻き込みもなく、快適そのものである。
足回りも、デミオの美点の一つである。電動パワステを採用せず伝統的な手法を用いているためか、マツダ車らしいハンドリングになっている。なお、現在履いているアルミホイールはマツダ純正のものであるが、デミオ用ではない。NB6C(マツダロードスター)用である。デミオの純正オプションとして用意されるアルミホイールは15インチだが、1.6リッターのロードスターにはそれよりも小さい14インチアルミを履くモデルが存在する。バネ下重量のことを考えると大きなホイールにはあまり魅力がなく、14インチが適当だと思われるので、これを流用している。
実際には、デミオ純正スチールが14インチ6Jオフセット45に対して、ロードスター純正アルミが14インチ6JJオフセット40。ホイールが5mmほど外側に出る計算になるが、特に問題はない範囲である。スクラブ半径の変化がこの程度であれば、多少路面からのキックバックが増えたような気はするものの、むしろ前車カプチーノのハンドリングに近く感じられ、個人的には好ましい変化であった。
ただし、デミオはフロントブレーキを14インチぎりぎりになるような設計をしたためか、ブレーキキャリパーがびっちり詰まっているような印象になる。バネ下重量を考慮しても、これ以上のインチダウンは不可能と思われる。ちなみに個人的にだが、ここがスカスカなのは間抜けな印象を受ける。ホイールそのものも重さには鋳造と鍛造の違いといったことも当然影響を及ぼすが、なんといってもサイズが違えば重さは違う。見た目よりも走った時の感触を重視するのであれば、デミオには履かせて15インチまでだと思う。
将来的には、ホイールサイズはこのままでタイヤサイズを185/60R14に変更することを考えている。ライン装着タイヤであるTOYO J45は、乗り心地を優先させる向きには悪くないが、ステアリングを切った時のシャープさやフィーリングは重視されていない。現状、空気圧を純正指定から5%あるいは10%多めに入れることで対処しているが、タイヤを別のものに替えることが根本的な解決策であると思われる。
SPECIFICATIONS
この値は基本的にオリジナルのDY5Wデミオの値です。ただし一部、うちのデミオの仕様が示されています
Engine
Engine type 4 cylinder in-line 16 valve DOHC
with Sequential Valve Timing (S-VT)
Engine capacity 1,498cc
Bore and stroke 78.0 x 78.4mm
Compression ratio 10.0 : 1
Maximum power 82kw (113ps) @ 6,000rpm
Maximum torque 141Nm (14.3kg-m) @ 4,000rpm
Fuel system Electronic fuel injection
Fuel tank capacity 45litres
Recommended fuel Regular unleaded
Transmission Ratios
1st 3.416
2nd 1.842
3rd 1.290
4th 0.972
5th 0.775
Reverse 3.214
Final drive 4.105
Chassis and Suspension
Brake type(front) Ventilated disc(258mm×22mm)
Brake type(rear) Drum(8inch×36mm)
Suspension(front) Strut coil with MazdaSpeed Springs
Suspension(rear) Torsion beam axle with MazdaSpeed Springs
Steering Power assisted rack & pinion
(engine revolution sensing)
Tyres 175/65 R14 82H: TOYO J45
Wheels 14 x 6.0 JJ Alloy wheels:
ENKEI-Mazda for NB6C
Spare tyre/wheel Temporary
Dimensions
Overall length 3,925mm
Overall width 1,680mm
Overall height 1,525mm*
Wheelbase 2,492mm
Track(front) 1,482mm*
Track(rear) 1,460mm*
Weight 1,090Kg
